42.タマ、楽しく生きていこう!
タマの世界征服
 
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  42.タマ、楽しく生きていこう!

 

今日も縁側で寝そべっているタマは。目の前ではいつものように子猫達が楽しそうにじゃれあっている。レオンのいっていたことを思いだし、楽しく生きたほうが楽だなと感じてきている自分に気づいていた。

「復習なんて面倒だな…」

タエちゃんがやってきてタマの横に座りなでてきた。悪い人間ではない。面倒なことをするが、やさしいかな…

「にゃ~。」

ゴロゴロとタエちゃんに身体をすりつけてた。

「タマ可愛い~。」

タエちゃんは喜んでいる。すると、ハチがじゃれついてきた。

「父さん遊んでよ。」

つられて、白玉とキジコもじゃれてきた。タエちゃんは猫に囲まれ、更に喜んでいる。

「猫って…」

タマはこれでいいのかなと思うと気持ちが楽になってきた。昔のトラウマから開放されたようだ。

「うん、楽しもう!にゃ。」

子猫達を見ていて思いついた。

「そうだ、この子達も公園デビューさせなくては。レオンも喜ぶぞ。白ちゃんの許可をとらなくては…」

そう考えているとだんだん楽しくなってきた。いったい今まで何を考えてきたのだろう、よくわからなくなったタマ。でもこれからがだと感じた。


  ※猫がスリスリと近寄ってくる仕草の意味は…

これは、スリスリと身体をすり寄せマーキングをしているのです。臭いをすりつける事で『自分のお気に入りだよ』『自分の物だよと』と主張しているのです。

猫は匂いを交換するのが“お互いを知る事”になります。すり寄ってきた時はやさしく手を差し伸べて、臭いを交換してあげましょうね。
 


                        
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